子育て中の母親達が気軽に立ち寄れる「オタルファミリーカフェ エクボクラブ」が、6月18日(火)、小樽市緑1丁目に開店した。
子育て中の母親を支援する活動を行う龍滝知佳さんが代表となり、スタッフ8名も子育て中の女性で、知恵や経験を活かして運営に協力している。
龍滝さんは、2年前から構想を練り始め、起業セミナーに参加するなど勉強してきた。知り合いの不動産関係者に現在の物件を紹介しもらい購入。築42年の2階建て(約30坪)の古民家を改装し、開店に漕ぎ付けた。1階に、カフェスペースやショップスペース、2階には、レンタルスペースやマッサージルーム。
子育てママはもちろんのこと、高齢者や学生など誰でも気軽に立ち寄れる店を心がけ、カフェで一息ついたり、母親達と地域住民が繋がり合える場所を作りたいという思いが込められている。
子どもが小さいと周囲の目が気になり、飲食店への入店を遠慮しがちだが、ここでは、子ども同士で遊び、母親達も育児の悩みを話し合い、解決策をアドバイスし合える。
カフェスペースでは、1日15食限定の心と体に優しいメニューを心がけたランチ850円など、スタッフの得意料理がメニューに並ぶ予定。お子様ランチは、ザンギ、ポテト、ご飯、ゼリー、ジュースが付いて380円。ドリンクは350円からとなっている。今後、手作りラザニアやハヤシライスなど日替わりで提供する予定。
ショップスペースでは、子育ての経験から実用的なスタイ(よだれかけ)やおしぼり入れ、パワーストーンアクセサリーやガーゼハンカチなど、手作り雑貨を販売。札幌や市内から15人が出展している。龍滝さんは、「ママさん達のスキルを、子育て中でも発表できる場を提供している」と言う。
2階のレンタルスペースは、マッサージルームやママ会・交流会、カラーセラピーやベビーマッサージなどの資格習得のための講習会、マタニティへのアドバイスなどにも利用できる。(要レンタル料)
「妊婦さんや子育てママへの出会い、授乳や抱っこの仕方など育児書じゃなく、生のアドバイスやヒントを提供。高齢者が参加できる企画も考案中。学生達もここを拠点に活動してもらいたい。みんなで子育てできるような小樽の大きな家族にしていきたい。気軽に来店していただきたい」と話していた。
なお、7月から週1回、栄養士によるアレルギー対応の日を作る予定。また今後、様々な催しなどを考案中。
オタルファミリーカフェ エクボクラブ 日赤保育所向い小路直ぐ
営業時間:11:30~14:00
定休日:木曜日・日曜日・祝日、1~4月休業
おむつ替えコーナー、ミルクポットあり、ランチはなるべく予約で
問合せ:0134-24-7533
◎otaru family cafe ekuboclub