小樽3大神社祭りのひとつ「龍宮神社例大祭」(稲穂3)が、6月20日(木)~22日(土)の3日間の日程で始まり、市内中心部に同神社に隣接する梁川通り商店街には、露店が立ち並び、子ども達や中・高校生、家族連れが詰めかけ賑わった。
以前よりは少なくなったと言われているが、梁川通り商店街の端から端までと、同神社へ繋がる沿道に、ずらりと露天が軒を連ねていた。
わたあめ・ヨーヨーつり・フレンチドッグ・カキ氷・チキンステーキ、くじ引きなど、祭り定番の露天をはじめ、「ジュエリーボール」と言って観葉植物の土代わりに使われるカラフルなボールすくいや、すれ違う人の中に必ず何人かは持ち歩いている人気の「トルネードポテト」は、ジャガイモをスライスして串にさした食べ物で、のり塩、ブラックペッパー、ガーリックなどの様々な味が楽しめ、買い求める客が列を作っていた。
近郊の小学校では短縮授業となり、友達同士で祭りに繰り出し、くじ引きや露店の食べ物を味わい祭りを楽しんでいた。
本祭の21日は、トラック神輿が市内を回り、15:00から、同神社で、宮出しが行なわれた。同境内には、「小樽北海睦」や「小樽龍祭會」などの担ぎ手が大勢集まり、駆けつけた市民らがその様子を見守った。神事に続き、同神社祭典委員長をはじめ、神輿の会代表者らが玉串奉奠を行った後、担ぎ手が気持ちをひとつにし、神輿は一歩一歩境内を進み、急な階段を降り、「セイヤッ!セイヤッ!」と掛け声を響かせ街を練り歩いた。
市内を回り、20:30頃には同神社に戻り宮入りする。担ぎ手は、小樽龍祭會90名、札幌、江別、市内などから40団体以上の神輿の会が参加し、夜までには400人以上が祭りに加わり、威勢の良い掛け声が街中に響き、祭りを盛り上げ、担ぎ手と観客の熱気に包まれていた。
今後の市内での神社例大祭は、21日から23日開催の恵美須神社祭(祝津3)、22日と23日開催の豊足神社祭(銭函2)、7月に入ってからは5ヶ所で、8月には2ヶ所での祭りを予定している。