一杯のレモネードで 小児ガンの子ども達を支援!


Lemonadestand.jpg 小児ガンと闘う子ども達を1杯のレモネードを通じて守ろうと、小児ガン研究支援チャリティーイベント「第4回レモネードスタンド~小さな命」が、6月15日(土)11:00~15:00、ロース幼稚園(富岡1)を会場に開かれた。
 中心となる雑貨店「バラエティーショップ舞桜」(緑1)を経営する金澤ともかさんは、小児ガンの子どもたちや家族を支援しようと、2010年から運河プラザや同店先でレモネードを販売し、がんの子どもを守る会北海道支部に寄付し、今回で4回目となる。
 このイベントは、1人の小児ガンを患ったアメリカ人少女が、自宅前でレモネードスタンドを開き、ガン研究や闘病支援の募金を集めたことをきっかけに、少女が亡くなった後も全米に広まった。金澤さんは、「店付近の町内会以外の人にも、もっと周知していきたい」と話した。
 今回、その意志に賛同した多くの作家やミュージシャン、マジシャンらの協力を得て開催となった。

 園内玄関には、レモネードスタンド「チェルCafe」があり、レモネード、レモンスカッシュ、オレンジジュース、チョコレートドリンク、コーヒーを100円で販売。閉店まで、200杯以上が売れた。今回は、社会福祉協議会からの助成で材料費を賄ったため、ドリンクの売上金をすべて寄付することとしている。
 1階には、フェルト小物や、クレイクラフトなどの手作り雑貨、パン、スイーツを販売。龍滝知佳インストラクターによる色と形の融合「クリスタルカラーセラピー」が行なわれ、今後の進路のヒントなどをアドバイスしていた。ステージでは、動く絵本「いのちのまつり」やMr.コーキのマジック、おがわおとーるライブが開かれ、来場した親子は午後のひと時を楽しんだ。
 11:15から小樽地域子どもボランティア読み聞かせサポーターの北橋尚枝さんによる、動く絵本「いのちのまつり」が開かれた。おがわとーるさんが奏でるギターの音色とともに、サンマーク出版の草場一壽著「いのちのまつりシリーズ」が読まれた。命の大切さや命の繋がり、生きる意味についての内容で、今回のイベントに相応しいステージとなり、終了まで3回開かれた。北橋さんは、「命を大事につなげようとイベントがあり、協力する方、楽しむ方と、沢山の人が来て大盛況となった。主催する金澤さんの地道な活動が広がってくれればと思う。今後も協力していきたい」と話した。

 また、スキンシップを大切にリズム感・音感・表現力・集中力を付ける親子体操「親子リトミック~くまさんリズムサークル~」も開かれた。2階には、リンパマッサージ、カイロプラクティック&リラクゼーションの3つのコーナーも設けられ、イベント特別価格で来場者を癒していた。中庭には、来場者の胃袋を満たすおにぎりや焼き鳥、特製ブタ汁が販売され、青空が広がる中、親子連れなどが腰をおろして味わっていた。
 なお、「かくてるの森みちくさ」「小樽Muse」「アンジーミルク」「シロクマ食堂」の市内4店舗が賛同し、各店舗でのレモンスカッシュなどの対象メニューの注文からも、小児ガン支援に参加できる。各店舗情報を記載した「レモネードカード」を発行し、参加記念に各店舗のスタンプが押せるようになっている。21日(金)まで。