「第9回おたる春祭り」の祈願祭が、小雨が降り続く中、5月23日(木)16:00よりから、花銀通り稲荷神社(稲荷小路)で行われた。
16:30から、ヴェラス・クオーレ小樽前に設けられた花園銀座商店街特設ステージには、小樽商科大学応援団12名が、胡蝶の舞を披露。今年度99代目応援団長になった同大学2年の堀井隼人団長による檄文(げきぶん)が披露され、観客を沸かせた。堀井団長は、「来年は100代目とあって、小樽の方々に満足してもらえるよう団長を務めたい」と話した。
17:00にオープニングセレモニーが開催され、中村全博実行委員長、中松市長、商工会議所副会頭らが壇上に上がり、祭りの幕開けを祝った。
中村実行委員長は、「稲荷神社でお参りし、商大の応援団から気合を入れてもらった。昨年8回までは、『桜祭り』の名称で開催していたが、桜が無く、何で桜祭りかと言われ続けてきたが、念願の希望の桜が咲いた状態で祭りを迎えられ嬉しく思う。雨の中でもお出かけいただき、人の温かさ、人の繋がりの素晴らしさを感じている」と挨拶。
中松市長は、「8回までは桜祭りで、今年から春祭りとした途端に桜がとても綺麗に咲いた。小樽商科大学応援団による力強い応援をいただいた。このあと良いお天気となり、市民や観光客の皆さんに大いに楽しんでもらいたいと思う。実行委員会の中には、商大生が入り、若い感性の中、いろいろなイベントを計画している。出店、カラオケ、ヨサコイ、美味しい食べ物、街コン、3日間楽しみましょう」と述べた。
その後、YOSAKOIソーラン「翔楽舞」が演舞を披露。通行人や観客は傘を指しながら、迫力ある踊りに見入っていた。引き続き、商大アカペラサークルAIRSが登場。澄んだ歌声が花園界隈に響き渡った。通行止めとなった花園銀座商店街沿道には、出店が軒を連ね各店自慢の食べ物を提供。テーブルと椅子が置かれ、その場で味わうことができる。
今年から堺町商店街が新たに加わり、毎回好評の好きな店を選んで食べ歩く「おたべるトクトクきっぷ」を2,500円で販売。小樽の地域通貨500円分付き。最終日の25日には、恒例の街コンイベント「春よ恋い」も開催され、3日間、楽しめるイベントが続く。
なお、小樽商科大学と北海道大学の両応援団対面式を、6月23日に花園グリーンロードで開催する予定。