新入学児童へ交通安全 "黄色ワッペン"贈呈


yellowwappen1.jpg 4月に市内小学校へ入学する新1年生へ交通安全のための「黄色いワッペン」贈呈式が、3月26日(月)13:00から、小樽市役所(花園2)3階第2委員会室で開かれた。花園小学校へ入る新入学児童4名が代表して出席し行われた。
 株式会社損害保険ジャパン小樽支社・山﨑弘之支社長から、中松小樽市長へ「黄色いワッペン」850枚が贈呈された。
 この事業は、新しく小学校へ入学する児童への交通安全を願い、昭和40年から始まり49回目を迎えた。株式会社みずほフィナンシャルグループ、株式会社損保保険ジャパン、明治安田生命保険相互会社、第一生命保険株式会社の4社が共同で続けている。
 今年も全国の新入学の児童約111万人に、交通事故障害保険付き黄色いワッペンを贈呈している。これまでの48回目までワッペン累計枚数は5,886万枚にのぼり、親子2代にわたって着用したとの声も多く聞かれる。
 今年の交通安全年間スローガンは、『ヘルメット、ぼくの大事なお友達』。このスローガンが同ワッペンに印字されている。
 山﨑支社長は、「愛するわが子を交通事故で失った母親が、総理大臣宛に交通事故の撲滅を訴えた新聞記事がきっかけで始まった。入学児童の交通事故が少しでもなくなるよう、毎年贈呈している。黄色ワッペンを付けることで交通安全を呼びかけ、保護者やドライバーの注意を喚起し、交通事故防止に少しでも役立ちたいと思う」と挨拶。
yellowwappen2.jpg 市内小学校新1年生812名を代表して、堀井菜花さん、林麻由さん、内田嶺君、青野耀太郎君の4名が、同支社長、明治安田生命保険相互会社札幌支社・溝口幸司小樽中央営業所長、中松市長、上林教育長から、胸にワッペンを付けてもらった。
 その後、4人の児童と市長らが対談し、市長の「学校へ行ったら何をしたいですか?」の質問に、4人は緊張した様子で「勉強したい」と答えた。また「車に気をつけて学校へ行ってください」と言葉をかけ、式は終了した。
 式に出席した内田君は、「学校へ行くのが楽しみ」と話し、母親は「学校まで、線路を渡らなければならないし、歩道がない所もあるので心配。2つ上の姉と通うと思うが気をつけてもらいたい」と話した。