先週の暴風雪で延期となっていた「第4回歩くスキーと雪あそびの集い」は、好天に恵まれた3月17日(日)9:00から15:00まで、小樽からまつ公園運動場(最上2)で行われた。
風もなく穏やかな天気となり、会場では家族連れや子ども達が歩くスキーやチューブ滑りを楽しんだ。午前中までに60名ほどが訪れた。主催は、財団法人おたる自然の村公社・小樽スキー連盟。
4回目となる同イベントでは、小さな子ども達は雪あそびやそりあそび、小学生以上は自由に歩くスキーを体験できる。初心者などの希望者には、インストラクターの指導を受けることもできる。普段から歩くスキーに親しんでいる人は、からまつ公園周辺の森林5kmほどのコースを、1時間半ほどかけて、雪景色を楽しみながら滑走を楽しんでいた。
また、雪あそびメニューとして、イグルーや雪中迷路、チューブ滑り、スノーシューが用意され、思う存分雪遊びを満喫できる。最近では、雪上を埋まることなく歩けるスノーシュー体験が人気だ。13:00からは、スノーモービル試乗体験が始まり、3台のスノーモービルが周辺コースを回った。
小樽スキー連盟・六条祐二副会長は、「今年は雪も多く、コース的には近年にない最高のコンディション。昨日の雪が新雪となり良かった」と話し、また、小樽クロスカントリークラブの安藤博文会長は、「参加者が多く、来年へと続けられることを楽しみにしている。以前、小樽はスキーのメッカだった。もっとスキーに親しんでもらいたい」と話した。
望洋台小学校2年生の新田暖さんと同4年生の人夢君兄妹と星置東小学校3年生の山口心音さんは、「初めて参加した。とても楽しい。迷路やチューブ滑りで遊んだ。これから、初めて歩くスキーを体験する」と笑顔で話した。
冬期間、からまつ公園では、1月8日(火)から3月31日(日)までの10:00~16:30(月曜日休館)、からまつ公園クロスカントリーコース・運営ハウスを一般開放し、歩くスキーの無料貸し出しを行っている。歩くスキーは、冬の運動不足解消や体力に合わせて運動ができ、子どもから高齢者まで楽しめる雪国ならではの気軽にできるスポーツ。多くの市民に利用してもらいたいと関係者は話す。