小樽市内が真っ白になった。一歩踏み出すと、足は雪の中。視界はさえぎられ、呼吸もうまく出来ない。12月18日(日)は大雪、風雪が市内を襲った。
札幌管区気象台では、16日(金)17:07の「低気圧に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第1号」で、「降雪量が30cmに達する見込みです。その後、17日夜から18日は、後志地方の海岸部を中心にふぶきとなり、海は大しけとなる可能性があります」と「大雪やふぶきによる交通障害、突風や高波に注意が必要です」に始まり、16・17・18日の3日間、「低気圧に関する石狩・空知・後志地方気象情報」を継続的に出し続けている。
18日9:44の「第8号」では、「石狩・空知・後志地方では、19日にかけ海上では風が非常に強く、海はしけるでしょう。また、陸上では広い範囲でふぶきとなる見込みです。ふぶきや吹き溜まりによる交通障害、突風、高波、なだれに注意して下さい」と「風雪・波浪注意報」も出している。
市内錦町の大通北線沿いでは、市民らが、「わぁやだな!」と雪かきに追われていた。大嶋商店(錦町7)前では、車体の底に雪が積もってしまい、車が発進出来なくなるほどになっていた。ママさんダンプで家の前の雪を運び、ロードヒーティングに投げ捨てたり、2m程の雪山に唖然とする市民らがいた。
「雪捨場」となっている色内3丁目の北浜岸壁では、除雪した雪を運び小樽港に投げ入れていた。何台も作業を繰り返しても雪は降り続き、2車線の道路は1車線になってしまうなど、市民生活にも大きな影響が出ている。
市内の積雪深も更新中で、18日(日)10:00には、66cmを記録。市民の中には、「もういいよね。降りすぎだよ」、「もう大変」と、寒さと雪かきに嘆く声が多かった。