猛吹雪で視界が遮られる悪天候の中で、3月10日(日)、長崎屋小樽店前では、11:00から民主党・市民連合の斉藤博行市議と佐々木秩市議による街頭演説や集会案内状の配布を行った後、12:00からピースウォークが行われ、50名が参加した。
2011年3月11日の東日本大震災から丸2年が経過。福島第一原発事故を引き起こし、決して風化させることなく、脱原発に向けた取り組みを継続しようと行われ、意識を更に高めてもらおうと、道行く市民や観光客へ脱原発を強く訴えた。
主催は、後志平和運動フォーラム小樽連絡会、原発いらない小樽市民の輪、小樽・子どもの環境を考える親の会、生活クラブ生協小樽支部、女性会議。
ピースウォークでは、吹き溜まりができた悪路を、時折、突風を伴う雪が吹き付けた。50名が列を作り、長崎屋小樽店前を出発。「原発反対」「泊原発の再稼動 許さない」などと書かれた横断幕やプラカードを掲げ、一行は5号線沿いに進み、花園十字街を左折し、花銀通りを下り、サンモール一番街、都通りを通り、出発地点の長崎屋小樽店前までのコースを40分かけて練り歩いた。参加者は声を揃えて「原発反対!」「子どもの未来を守ろう!」「福島を繰り返すな!」などシュプレヒコールを繰り返し、市民に訴えた。
後志平和運動フォーラム小樽連絡会・早川大樹事務局長は、「震災から2年が経とうとしている。7月には原子力規制委員会が安全性の基準を決め、泊原発の再稼動が決まる。テレビ等で放送されているが、風化させることなく思い起こしてもらいたい。今回は、11日の前日である10日に行い、意味が深いと思う。再稼動は理屈じゃなく、大切なのは何か、もう一度思い返し分かってもらいたい」と訴えていた。
4月13日(土)13:30、小樽市生涯学習プラザレピオ1・2号室で、深川市立総合病院の松崎道幸医師を講師に迎え、「今、福島の子どもに何がおきているのか」について講演会を予定している。