3月7日は消防記念日 火災予防協力者を表彰


fireday1.jpg 小樽市消防本部では、消防記念日の3月7日(木)9:30から、消防庁舎(花園2)6階講堂で、「平成25年度消防記念日表彰式」を行った。
 それぞれの地域において、火災予防の推進を長年に渡り尽力してきた火災予防協力者や消火栓等の除雪を行う消防水利除雪協力者21名を表彰した。
 消防記念日は、消防組織法が1948年3月7日に施行され、消防が警察から独立し自治体消防として新たに出発した。これを記念して、1950年に広く国民に地域を災害から守ることへの理解と認識を深めるために、消防記念日を制定した。全国各地では、様々な行事が行われている。
 中松市長は、「特に今年の冬は気温が低く積雪量が大変多く、毎日の除雪に加え、消防水利への除雪に協力し心から感謝する。火災を少しでも減少させ、安心して暮らせる町づくりの消防団の連携はもとより、防火防災体制の充実強化、さらに時代に即した消防体制の整備に加え、ひとりひとりの防災意識を高めることが大切と考える」と挨拶した。
fireday2.jpg 横田久俊市議会議長は、「火災を未然に防止し、被害を最小限に食い止めるには、市民ひとりひとりの防火意識を高める必要がある。そのための地域における地道な取り組み活動が不可欠であり、その中で、防火クラブメンバーや指導者として、一市民の立場として、さまざまな支援と協力に改めて感謝する」と述べた。
 また、島元隆男小樽市消防団長は、「長年に渡り消防行政の陰の力となり、献身的に尽力し深甚なる敬意と感謝を表する。消防団もボランティア精神をもって日夜活動している。表彰者は、まさにボランティア精神そのものであり、意を同じくする者として高く評価する」と祝辞を述べた。
 市長表彰を受けた幼年消防クラブ指導者で蘭島保育園の宇野ひとみ園長は、蘭島保育園幼年消防クラブに15年以上在任。園児26名と月1度避難訓練を行い、訓練の内容は、火災や地震津波に対応した訓練を行っている。「いざという時の対応を心の中に止めておいてもらいたいと行っている。改めてこれからも日々同じような形で子ども達と共に、命を守る事を大切にしたいと思う」と話した。
 小樽市での昨年の火災発生件数は、47件、一昨年に比べ20件減少。2名が亡くなったが、過去10年間でもっとも少ない件数となった。