1月18日(金)10:00から、小樽からまつ公園運動場(最上2)運営ハウスで、18歳以上の初心者を対象とした、「歩くスキー教室」が開かれた。
小樽スキー連盟クロスカントリースキークラブの8名の指導員が指導にあたり、初心者5名、昨年の参加経験者4名の計9名が参加した。
同ハウス2階で、同クラブ所属の有限会社ダイヤワックス社・新倉敬子代表取締役から、歩くスキーについての話やワックスの使い方などの説明があった。
「歩くスキーは、ノルウェーから取り入れ始められた。北欧では交通手段として、国内では、大会やイベントで普及し発展し広まったが、全盛期を超え、最近では、スキー離れが起き、減少している。スキーの競技はタイムを争うことが多いが、ここでは、子どもから大人まで年齢を問わず、多くの市民に楽しんでもらいたい。からまつ公園でのスキーはとてもおもしろく、公園やちょっとした山坂を利用し楽しめる。是非、市民にからまつ公園で歩くスキー仲間を作り、楽しみ続けてもらいたい」と話した。
その後、用具について説明があり「歩くスキーは、ワックスタイプとノーワックスタイプがあり、スキーの長さは、身長+20cmくらい長いものが良い。金具は、ロッテフエラー、サロモンタイプがあり、靴が変わるので注意。ポールは、身長の80〜83%の長さを選ぶ。服装は動きやすく、汗をかくので乾燥性の素材が良い」と話した。
次に、ワックスについて「安全性を高め、板の保護にも繋がる。使いやすいようにノーワックスの板もある。雪温に対して調節して選び、塗り方の濃淡で調節する。ワックスが合わないと雪がついてしまう」と説明した。
スキーの履き方の指導を受け、いよいよグラウンドへ出た。朝から大雪となったが、教室開催中は雪が止み、肌を刺す冷たい風が吹いていた。あらかじめ、歩くスキーコースは、おたる自然の村公社職員が準備しておいた。
初めにストレッチを行い、初心者と経験者に分かれ、コースに沿って走行した。1周500mのコースをゆっくりと指導員の説明に従い進んだ。初心者は、スキーをなめらかにコントロールするのは、なかなか難しかったが、少しずつポールと足の動きが形になっていった。経験者達は、斜面を滑ったり楽しんでいた。
初めて体験した参加者に感想を聞くと、「とても楽しい。もっと小樽市民にも参加して楽しんでもらいたい」、「雪かきでしか汗をかいたことがない」と、それぞれに満足していた。
19日(土)・20日(日)も10:00から12:00で行われ、からまつ公園グランドやその周辺のコースを楽しみながら練習する予定となっている。
なお、1月8日(火)から3月31日(日)までの10:00〜16:30、からまつ公園クロスカントリーコース・運営ハウスを一般開放している。原則として月曜日と祝日の翌日は開放していない。
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