小樽市議会第4回定例会は、12月20日(木)13:00から、市役所(花園)別館2階第2委員会室で予算特別委員会を続行した。
公明党・松田優子議員は、高校生の就職内定率について質問。
商業労政課長は「小樽管内の10月末の高校生の就職内定率は40.1%。昨年は32.5%なので、7.6%上昇した。地元企業への就職は、平成24年度3月卒では、就職内定者の内43%。平成23年度と比較すると3.1%減少している」。
せっかく就職しても離職してしまうケースについても質問。
商業労政課長は「労働実態調査265社からのアンケート回答によると、平成21年度から23年度の間で、新卒者で1年以内に離職した人は、全体の24.5%。高卒47名、専門・短大卒27名、大卒9名の83名が離職している。その理由としては、人間関係、職場のイメージが違った、家庭の理由などが予想される。若者の雇用対策として、早期離職を含めた雇用対策を行い、高1・2の早い時期から仕事に対する考え方、心構えなどを高3へ向けて学ぶ。新入社員研修を6・7月に行う。企業説明会や見学会を行い、進路指導室職員や関係機関と連携して行っていきたい」と答弁。
民主党・市民連合・山口保議員は、港湾計画について質問。
港湾室事業課長は「第3号埠頭及び再開発ワークショップを7月から8回開き、4つのゾーンに分け、導入する機能や具体的な施設の配置について検討している」。ソーラス(海上における人命の安全のための国際条約)フェンスの弊害については、「岸壁周辺だけソーラスにして、それ以外は、一般の人が入れるようにしたい。船がついた時は、ソーラス管理をし、他はゲートを開放したい。フェンスの高さも1m10cmくらいのものがあり、事例を参考に考えていきたい」と答弁。
また、街路樹について質問。小樽では、観光客を迎える木はこれだという思いで選定されているのか。メタセコイアよりナナカマドへ植え替えした方が良いのではと質問。建設部長は、「良いという人や悪いと言う人がいる。これから充分な論議をしていきたい」と答えた。
一新小樽・安齊哲也議員は、市民からの意見聴取について、パブリックコメントを募集すると同時に意見箱の設置を考えてはと質問。
市は、「『ご意見お問合せメール』、『市長への手紙』『ご意見箱』があり、90%がご意見お問合せメールで、7%が市役所渡り廊下に設置しているご意見箱。塩谷、銭函サービスセンターにも意見箱があるが、何年も投函されていない。駅前サービスセンターにも設置して、周知を計りながら進めたい」と答えた。
同定例会の予算特別委員会は、18日・19日・20日の3日間で開かれた。21日(金)は各常任委員会が開かれる。