開会中の小樽市議会第4回定例会では、12日(水)、一般質問が行われた。
一般質問には、各会派から6人が立ち、財政や観光、教育、除雪などについて質問した。
共産党・新谷とし議員は、教育問題について、「小学校で体罰があったが、なぜこのようなことが起きたか」と質したのに対し、上林猛教育長は、「誠に遺憾であり、体罰の認識の甘さ、校長・教頭の把握の甘さがあった。授業中の指導として、頭を叩く体罰をしたが、体罰は絶対許されない。啓発を校長会でも行った」と答えた。
自民党・上野智真議員は、堺町の大型バス駐車場について質問。中松義治市長は、「市として、今後とも存続したいという認識だが、駐車場の1,500万円の借地料を負担しなければならず、商店街振興組合や民間企業などと協議し検討していきたい」と答弁した。
一新小樽・安齋哲也議員は、一連の不祥事及び懲戒処分について質問。中松市長は、「原因は、必ずしも組織体制に問題があるとは考えていない。不祥事の発生を無くすためには、職員ひとりひとりが公務員としての自覚を持ち、我が身を振り返ることを忘れず、業務事故防止の指針の内容を、各職場のミーティングや研修の中で取り上げ、地道に職員の意識改革を計りたい。不祥事を起こした職員の処分については、職員分限懲戒審査委員会において慎重に審査し、それが適正か判断し、厳正な処分となっている」と答弁した。
本会議は26日(水)まで休会となり、この間、予算特別委員会、常任委員会、学校適正配置特別委員会などが行われる。