「第6回伝統文化こどもフェスティバル」が、12月8日(土)13:00より、小樽市民センターマリンホール(色内2)で開かれた。市内の保育園児や小・中・高校生が参加し、日頃の練習の成果を発表した。主催は小樽市民センター・伝統文化こども教室小樽実行委員会(明正雅紫盈代表・小樽三曲協会所属)。
参加・出演団体は、いけばな小原流小樽支部・小樽三曲協会・茶道裏千家淡交会小樽支部・日本詩吟学院岳風会小樽支部・日本舞踊藤間流扇玉会で、10プログラムで開催。ロビーには、茶席を設け、生け花作品を展示した。
日本の長い歴史と伝統の中から生まれ、守り伝えられてきた伝統文化を確実に継承し発展させ、子どもたちが歴史・伝統・文化に対する関心や理解を深め、豊かな人間性を育てることを目的としている。
いけばな小原流小樽支部・斉藤豊葉氏の解説で「伝統文化いけばなこども教室」が進められ、11名がステージ上で、和の正月用生け花と洋のクリスマス用生け花の2つを生けて見せた。日本詩吟学院岳風会では、ゆりかご保育園年長児14名が、一休さんのコスチュームで登場し、吟を披露した。日本舞踊・藤間流扇玉会では「はなよめにんぎょう」を、4名が一生懸命に踊るかわいらしい姿に、会場から大きな拍手が沸き起こった。企画作品組曲「さくらさくら」は、箏と吟と歌、朗読、立方を組み合わせたステージとなった。
最後に同フェスティバル恒例となった「おたる潮音頭」を、藤間扇玉氏の指導により、来場者も一緒になって踊った。ステージ上では、出演者全員が踊りの輪を作り、華やかに踊った。藤間氏は「小樽の伝統文化を学び、精進してまいりたい」と締めくくった。
市内中学1年生の高橋舞さんは、「妹が生け花に出演するので見に来た。いつもは、はしゃぎっぱなしだが、日本文化を勉強していて嬉しく思った。小さい子の踊りが可愛らしく、他のステージも楽しかった。私は茶道に興味がある」と話した。