小樽市立色内小学校父母と教師の会と小樽市スポーツ推進委員・村上てつ子さんが、12月3日(月)、中松小樽市長へ、受賞報告を行った。
小樽市立色内小学校父母と教師の会は、11月22日(木)に東京で行われた、(社)日本PTA全国協議会年次表彰式で、「平成24年度優良PTA文部科学大臣表彰」と「日本PTA全国協議会会長表彰」をダブル受賞した。小林理恵同会会長、中川めぐみ同会前会長、安井能彦同校長が、市長に受賞を報告した。
同校は、保護者と教師が協力・連携し、活発なPTA活動を行っている。読み聞かせボランティア活動では、授業が始まる8:35から、週4回、学校支援ボランティアが交代で学校を訪れ、読み聞かせを行っている。
校内の花壇の整備をし、今年度の花いっぱいコンクールでは、優秀賞を受賞。昨年も奨励賞を受賞している。校長先生との茶話会では、校長目線で見た子ども達の様子や、普段あまり聞くことのできない話など、担任と校長から直接伝え、父母から信頼を得ている。
大人の学校では、講師を招いた講演会や食育指導を、校区内外を問わず参加を受け入れ、地域の生涯学習推進の役割を担っている。子ども達がみんなで楽しめる「色内・雪あかり」は、最初は5〜60人だった参加者が、200人へと拡大した。
今回の受賞は、地域の人々と一緒に楽しめる機会を持っているなど、幅広い活動が評価された。今年6月には、「北海道PTA連合会会長表彰」も受賞している。
小林会長は「今年4月から会長となり、様々な活動を続けれらるのは、中川前会長、保護者、先輩のチームワーク作りで、みんなでできることを協力しようと行っており、みんな仲が良い。後輩が続けられる道を作った先輩方々に感謝している」と話した。
また、小樽市スポーツ推進委員の村上てつ子さんは、2012年度文部科学省大臣「スポーツ推進委員功労者」として表彰された。
現在、小樽市のスポーツ推進委員は16名。市教育委員会が委嘱する。市町村における各種スポーツ事業の実技指導及び企画等に尽力し、地域スポーツの推進に功績を挙げたと認められる者を対象者としている。
村上さんは、昭和59年から推進委員を務め、28年8ヶ月続けている。平成15年4月から、小樽市スポーツ推進委員会委員長を務め、平成12年には、北海道体育指導委員功労者表彰、平成21年には、全国体育指導委員功労者表彰を受けている。
大学時代にはソフトボールの選手で、国体に出場経験もある。中学校の体育教師をしながら推進委員を務め、教員の経験を生かし、市民スポーツの活動推進のため、実技指導、組織の育成を図り、小樽市のスポーツ推進に大きく寄与している。市民歩こう運動、市民体力テスト、市民体育大会、運河ロードレースなどの運営・指導などでも、幅広く活動している。
村上さんは「受賞し、これからが大変だと実感する。これからも、スポーツを通し、豊かな明るい生活のサポートができればと思う。出前授業など大きなサポートを続けていきたい。仲間、先輩、行政に感謝している」と喜びを語った。