運河プラザ(色内2)の壁が、12月4日(日)16:00から、約4,000個の電球で輝き始めた。当初、ロングクリスマスの開始する12月1日から、7.5mの“イルミネーションツリー”を設置し点灯させる予定だったが、「強風に耐えれる保障はない」として、この壁面イルミネーションの設置へ移行した。
キラキラ光る4,000個の電球が、歴史ある瓦の屋根を渡り、正面入口の周囲を取り囲む。
運河プラザは、小樽の商業の隆盛を今に伝える、木造石造り1階建ての堂々たる市指定歴史的建造物。屋根に大きな鯱(しゃち)が天に向かって泳いでおり、1890年代に石の壁と大屋根で造られた、小樽が誇る堂々たる道内での営業倉庫の第1号。
この正面入口と石の壁・周囲の街路樹が、4,000個の電球のイルミネーションで飾られた。入口の上には、“小樽ロングクリスマス”の文字が緑に光る。玄関の横に設置されている2本の街灯には13本ずつ電飾が光る。街路樹4本と、その間にピラミッド型に置かれている街路樹5本にも、緑色のライトが当てられている。
“イルミネーションツリー”の設置予定を変更し、急遽、この計画に移った小樽観光誘致促進協議会。運河プラザの壁面イルミネーションは、「この歴史的石造り倉庫をそのままイメージしました」という。
4日の朝8:30から作業が開始され、点灯予定の16:00に間に合わすように、8人の作業員が汗を流した。「今日は天候にも恵まれ、作業も順調に進みました。イルミネーションツリーが設置出来ず残念ですが、これから綺麗に輝かせます。たくさんの方々に見て頂ければうれしい。来年はもっと灯りを増やそうと思っています」(小樽観光誘致促進協議会)とまずはひと安心。
運河プラザがキラキラ輝くのは、12月4日から12月25日16:00から22:00まで。