冬型の気圧配置となった師走の3日(土)、小樽市内には雪が降り続き、気温も上がらず、マイナス気温の寒い真冬日の一日となった。
これは、北海道付近が冬型の気圧配置となり、3日昼過ぎから4日にかけて低気圧がサハリンから石狩湾付近に南下したためで、札幌管区気象台は、小樽など後志北部に「風雪・波浪注意報」を出し、「ふぶきによる交通障害や突風、高波に注意」を呼び掛けている。
雪が降り続く市内は、一日中マイナス気温を記録。朝7:00に-4.4℃、12:00でも-3.7℃、16:00で-3.2℃と、寒い真冬日の到来となった。降り続く雪も13:00の積雪深が8cmと、今冬の最高を記録。
寒さと積雪で、小樽市民に、本格的な冬将軍の到来を実感させる師走の週末となった。
小樽市内の観光名所ともなっている、堺町通りには、頭に雪を積もらせ、とぼとぼと凍った道を歩く観光客や父親に小さな手袋を付けてもらう子供が見られた。
土産店「おたる家」(堺町3)の前には、約70cmくらいの大きな雪だるまが店番として登場。サンタクロースの衣装を着た店員の斉藤香美さん(23)は「朝10:00から30分くらいかかってコロコロと作りました。寒かったけれど楽しかったです。作ってる時に『サンタのおねーさん』と呼ばれ、写真も撮られちゃいましたよ」と笑顔で話す。
真っ白になった市街で雪投げに追われる市民も「とうとう積もったね」と、根雪を覚悟する人もいた。
なお、札幌管区気象台では「4日にかけ雪を伴った西の風が海上で強く、最大で海上15m、陸上13m、波4m。ふぶきによる交通障害、突風や高波に注意」を喚起している。
小樽運河に降る雪景色を映像配信のOTV(小樽テレビ)でどうぞ!