世界の民芸品を小樽で!「December3」オープン!


 小樽都通り商店街(稲穂2)の中心部に空き店舗となっていた、石蔵付きの洋館の由緒ある歴史的な建物に、アジアを中心に民芸品を揃える、「December3」(鈴木剛社長)が、12月3日(土)10:00にオープンした。
 同店は、もともと同じ都通り商店街の小路に店舗を構えている。インドやインドネシアなどのアジアを中心とした、衣料・雑貨・アンティークなどの民芸品を扱う。札幌に2店、釧路、旭川に各1店ずつ店舗を構える。新たにこの建物を買い取り、小樽の本店としてオープンすることにしたという。
 この建物は、1931(昭和6)年、酒店の白方商店が建てた約500平方メートルの木造3階建。奥には約50平方メートルの石造りの蔵がついている歴史的な建物だ。2003年から、靴屋のミキセレクションが営業を辞めて空き店舗となっていた。「街に元気を」と、鈴木社長が、建物を所有していた金融機関から買い取った。
 建物と蔵の1階部分を広くショップとして使用。蔵の2階部分は回廊を取り付け、「民芸の美」というタイトルで、回廊ギャラリーに。建物の2・3階は、大改装が必要と来年4月にオープン。西洋風ギャラリーと和風ギャラリーや茶道・華道などの教室、買物客らの談笑の場としてのフリースペースなどと、残された歴史的な部分をフル活用。
 「やっとオープン出来ました。作家でもなくアーティストでもない普通の人が生活で生み出したもの、それが民芸。芸術のために作られたのではないので、本当に使いやすく作られたもの。ごく自然なもの。そんな民衆の工芸を民芸といい、僕はそういった芸術作品を、小樽の人にも、その美しさに触れて感じてもらいたい」(鈴木社長)と、オープンにひと安心する。
 札幌の左京信子さん(40)は、「職場が小樽で、何年か前にDecember3と出合ったの。札幌にもあるから良く行きます。泥染めや刺繍が好き。それにゆっくり自由に見られるし、お店の雰囲気が良い」と、友人と染めの服を勧め合う。
 同店では、オープン記念として、お買い上げの先着500名の方に『インド綿エコバッグ』をプレゼント。12月3日から11日まで当店の合計2万円分のレシートを集めて、December3で使える1,000円分の商品券をプレゼントする。オープンから11日まで、オープンセールとして全品10%OFF。問い合わせ0134-22-9973