えびす屋小樽(色内2)では、10月19日(金)9:30から、社会福祉法人小樽四ツ葉学園中央保育所(堺町2・磯野紀子所長)の園児43名と職員17名を人力車に乗車させ、同保育所付近を走行し楽しませた。
同社の人力車の俥夫達は、日頃、運河付近を散歩している園児を見かけ、挨拶を交わす程度だったが、園児達を人力車に乗せ楽しませたいと考えていた。同社・酒井陽平店長は、同保育所の第3回卒園生で、現在の主任が担任だったこともあり、人力車の乗車体験が実現した。
冷たい風が吹く中、4歳児20名と5歳児23名が3名ずつ、職員1人と共に乗車、17組に分かれた。順番を待っている園児は、ワクワクした様子で「いってらっしゃい!」と手を振って見送っていた。
3台の人力車が次々と園児達を乗せ、同保育所を出発。堺町通りから、回転寿司「和楽」を左折し、於古発川沿いを走行。同保育所までの1周500mのコースを時速6kmの速さで約5分間かけ、子ども達は人力車を楽しんだ。
酒井店長は「子ども達が、毎日元気に通る姿を見るのが嬉しい。普段、なかなか人力車に乗る機会がないと思うし、いつもは乗せてあげることができないので、今日は楽しんでもらいたい。地域貢献になればと思う。子ども達の笑顔が見られて嬉しい。この中から、未来の俥夫になってもらいたい」と話していた。
同保育所の池田さきちゃん(5歳)は「楽しかった。お兄さんが走って、速かった。カッコ良かった」と楽しそうに、その様子を話した。