小樽市老人クラブ連合会では、「第33回シルバーエイジ作品展示会」を、10月3日(水)から6日(土)まで、小樽市産業会館(稲穂2)2階大ホールで開いている。
市老連22クラブ・95名、市老連手芸サークル・4名、一般6団体・138名による手芸・工芸・書道・絵手紙など総数530点を展示している。今年度からデイサービス「はる」やグループホーム「恵の森」などの施設団体の出展が増え、昨年より200点以上多く、充実した作品展となった。
同会へは市内在住の60歳以上から入会でき、高齢者の趣味や文化・教養を啓発し創作意欲を高めて、生活感の充実を図り、もって生きがいを助長することを目的としている。
10:30から開会式が行われ、中松義治小樽市長は「秋は芸術の秋。老人クラブ加盟グループの中で活動され、展示作品が多く嬉しく思う。ぬくもりや繊細な作品、豪華な作品、力強い作品を見て、気持ちが豊かで心が作品に表れている。こらからもさらに作品作りに尽力されるとありがたい」と挨拶した。
同会実行委員長の白井正孝市老連会長は「今回で33回目、市老連の50周年の記念の年にこのように素晴らしい作品展ができ、皆さんの力のお陰と感謝している。みんな専門家ではなく、老人クラブの働きの中では、いろいろな知識を役立て、後世に繋げる使命がある。おもしろく立派な素晴らしい素朴な作品が並んでいる。出展数も増え、私達の願っている作品展に近づいている」と話した。
中松市長、白井会長、銭谷安五郎運営委員長によるテープカットが行われ、会場には、続々と作品を見に来る人で賑やかになり、仲間や友人の作品を鑑賞していた。
ポピーPCクラブでは、PC画を出展。奥沢中央町会喜楽会や松ヶ枝松寿会による大きなタペストリーは、壁に貼り展示。高島町会大黒昭さんによる高島神社と小学校のジオラマは、精巧に作り上げられている。新光東長寿会の佐々木隆行さんは、ワインのコルクで作ったコルク細工を出展し、どれも力作ばかり。
末広幸友会の木村たみ子さんは、毎年手芸品を出展し「今年は、足カバーを自分で考え出展。友達にプレゼントしても喜ばれる。作品展が近くなると、作品作りに励んでいる。会場で皆さんの作品を見るのがとても楽しみ」と話した。
杜のつどいでは、70名による107点を出展。羽織、着物、ホテルの浴衣の帯をリメイクしあじろ編みでバックを製作。「基本は手縫いで細かい作業で根気がいる。作品が完成すると喜びも大きい。気心の知れた仲間と手芸クラブで楽しんでいる」と話していた。
10月4日(木)〜5日(金)は10:00〜16:30、6日(土)は10:00〜12:00で、その後閉会式が行われる予定。