小樽の暑さが止まらない。
9月18日(火)14:19、札幌管区気象台の小樽特別地域気象観測所(勝納)は、気温33.6℃を記録した。この記録は、1943年以来の観測史上、9月の最高気温で、今夏の最高気温となった。
札幌管区気象台の小樽観測所は、標高25m地点にあり、同じ時刻に、街の中の小樽運河浅草橋の温度計は、36.7℃を表示していた。街中の温度計とは違った数値を示すが、これが公式の数値となる。
18日の33.6℃は、同気象台の1943年以来の観測史上の9月最高気温で、9月としては、69年間で最も暑い記録となった。今夏の暑さは、気象台の記録を次々に塗り替えている。
観測史上1〜10位の値(9月としての値)では、9月4日(火)に33℃を記録し、トップに躍り出ていたが、9月18日(火)の33.6℃が、この記録をあっさりと抜き去り、観測史上のトップの座を奪った。
33.6℃がトップになったことで、9月の最高気温のベスト5に、2012年9月18日(1)、4日(2)、1日の32℃(5)と、3日も名を連ねた。2012年9月の小樽の暑さが、尋常でなかったことを裏付けている。
この暑さは、サウナに入っているように感じる暑さで、小樽運河の観光客も浅草橋の温度計を背景に記念撮影する人が、多く見られた。同所の温度計は、8月22日16:00に「只今の温度37.3℃」を表示したことがあり、うだる暑さに観光客や市民から悲鳴が上がっていた。
今夏の最高気温を記録した18日、市内の理容店では、「さっき90歳のお客さんがきたが、9月に入ってのこの暑さは人生で初めてと言っていた。、冷房をずっと付けていても暑い」と、ぼやいていた。
◎観測史上1〜10位の値(9月としての値)
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