反核平和の火を繋ぐリレー 小樽地区集会


2012otarupiece1.jpg 第25回反核平和の火リレーの引継ぎが、8月2日(木)17:25より、小樽市役所(花園2)正面玄関前で行われた。
 1980年代初めの世界的な反核運動の高揚の中、被爆地広島の青年が始め、全国に広がり、今年で25回を迎えた。この運動を通じて、広島・長崎の惨禍を語り継ぎ、全世界からの核兵器の廃絶を目指して、「非核平和宣言」と平和行政の推進を求め続けている。
 広島の平和祈念公園に燃え続ける「平和の火」を採火し、トーチに揚げて各自治体をランナーが走り繋いでいる。7月17日(火)に幌延町を出発し、全道3コースに分かれ、8月5日(日)の札幌のゴールまで平和の火を繋ぐ。
 反核平和の火リレー北海道・牧野長武実行委員長は、「1988年7月に泊原発に核燃料が搬入され、試運転が開始。こうした状況の中、反核平和の火リレーがスタートした。原発の課題があり、3月11日の福島の原発の事故は、いまだに終息していない。核と人類は共存できないことが、最悪の状態で証明された。一方では、電力不足、電気料金の値上げと、脅しに似たような論調で原発の再稼動を急ごうとしている。改めて反核平和の火リレーを通じて、原発の再稼動はいらない、泊原発の再稼動を許さないと道民世論を高めていきたい」と挨拶した。
2012otarupiece2.jpg ランナーを代表して自治労小樽職労青年部・横山隆弘さんは、「8月6日・9日は、忘れてはならない原爆の日であり、まもなく67回目の終戦記念日を迎えようとしている。3月11日に福島の原発事故が起こり、原子力発電の危険性があらわになった。しかし、充分な安全性の検討がされぬまま、原発の再稼動の流れが生まれつつある中、核も戦争もない反核平和の火リレーも重要なものとなる。これら諸問題に対処するには、ひとりひとりの力は小さいが、私達ランナーは、雨にも風にも負けず、平和の火を掲げて走り、今一度核も戦争もない平和を力の限り訴えていきたい」と決意表明した。
 その後、平和の火の引き継ぎが行われ、市民センター(色内2)まで、平和の火を先頭に約20人が走り、非核平和を訴えた。