10月末から小樽市内の大洋市場(花園1)・鹿島商店で、大きなキャベツ「札幌キャベツ(大球)」が並んでいる。直径約30cm、重さ10kg前後で、秋から冬にかけての定番、にしん漬用のキャベツとして使われている。
このキャベツは「小さいキャベツとはまったく違う。肉厚で歯ごたえが違う。北海道でしかお目にかかれないこのキャベツに、内地から来る観光客は、毎年びっくりしている」 しかし、今週中にはシーズンが終わり、店頭から消える。
同店では、このキャベツの販売期間の終わりとともに冬支度。春菊・えのきなど、冷えた体を暖める鍋に使われる定番野菜が並んでくる。
一方、同市場に漬物屋を構える鶴間商店では、この秋の終わりから冬にかけて、同店手作りの 「にしん漬」がおいしくなるという。キャベツ、大根、よく乾かしたにしん、人参、こうじ、塩を樽に入れて、冬場は2~3週間漬ける。「これから寒くなってくるこの時期から冬にかけて、うちのにしん漬がおいしい」(鶴間邦子さん)
昨日9日の初雪から、一転して冬シーズンが到来した小樽市街。小樽市内の市場も冬支度に入る。