保育園で手打ちうどん実演 『おいしくなあ~れ』の声援

 小樽蕎麦商組合青年部(宮下勝博部長)は、6月12日(火)、あおぞら保育園(勝内16・北嶋恭子園長)を訪問し、10:00から手打ちうどんの実演を披露した。
 この手打ちうどんの実演訪問事業は、蕎麦商組合の社会貢献活動と青年部員の技術研鑽と懇親を目的とし、1993(平成5)年から継続している。
 同園には青年部員の7人が訪問し、0歳児から年長までの90人が、ホールに集まり、手打ちうどんがどのようにできるのかを学んだ。
 デモンストレーションでは、4~5人用の分量で行われた。小麦粉に塩水を入れこねるところから始め、途中、うどん生地を触らせたり、子ども達の興味を誘った。
 園児たちは、一列に並び、包まれた生地を足で踏んだり、元気いっぱいにジャンプしたり、めん棒で伸ばしたりを体験した。手打ちうんどができる工程を「おいしくな~れ!」の声援を送りながら、目を輝かせ見守っていた。1時間程で、手打ちうどんが完成した。
 同組合青年部が事前に9kgの小麦粉を仕込み、1㎏の小麦粉に対し、13%の食塩水450ccを入れて練り仕込んだものが120食分用意され、子どもたちの給食時に振舞われた。
 蕎楽両國分店の渡辺嗣人さんは、「手打ちうどんの方が子ども達にとって扱いやすいと考えうどんにしている。子ども達に食べ物への興味を持ってもらいたい」と話し、伊佐美屋本店の宮下部長は、「喜んでもらえて良かった。これからも活動を続けたいと思う。自分達にも励みになり、パワーをもらえる」と話した。
 2歳児の部屋では、給食時間に同園調理員が味付けしたうどんが用意された。園児たちは、小さな手にフォークを持ち、うどんを美味しそうに食べていた。
 北嶋園長は「子ども達にいろいろな体験をさせてあげたいと考え、申し出があり喜んでいた。鮭の解体の経験はあるが、手打ちうどんは初めてだった。みんな楽しそうにしていた」と話していた。