小樽水産高校(谷口潤一郎校長・若竹町9)の大型漁業実習船「若竹丸」(666トン)が、10月21日(金)13:30、港町ふ頭で乗船実習出港壮行式を行ない、はるばるオーストラリアへ旅立った。
オーストラリア・ケアンズ港を目指す「若竹丸」は、マグロ延縄漁業の実習を行いながらの45日間の航海。海洋漁業科2年次の漁業コース23名と専攻科漁業科1年次5名の生徒を乗せ、小樽港を出港した。航海途中、函館水産専攻科機関第1学年3名を乗せ、生徒計31名、教師4名、船員26名での長い海の旅の始まり。
ふ頭は、見送りに来た大勢の在校生や家族の「がんばってこいよ」、「大人になってこい」、「悪いことするなよ」などと、声援でいっぱいになった。谷口校長は、「船内生活で大人になってほしい。2学年はまだまだ未熟ですが、皆さんよろしくお願いします」と、実習生の成長に期待し生徒を見送った。
「さみしいです。でも親離れしてもらいたい。集団生活を学んでもらいたい」(堀岡純子さん・42)などと、目に涙を溜め生徒を見送っていた。
同船は、11月7日にオーストラリアのケアンズ港に入港、3泊4日の滞在で国際交流を行う。11月10日に出港し、12月5日静岡県の清水港に入港。水揚げの実習を行ない、翌日小樽港を目指し出港する。12月9日9:00に帰港予定。