市内築港地区の大型商業施設ウィングベイ小樽(築港11・運営会社:小樽ベイシティ開発OBC)が、新テナントとして大型ホームセンターの誘致に伴う、大規模リニューアル工事を進めている。
これまで空き店舗が目立っていたウィングベイ小樽に、(株)住生活グループの傘下で、ホームセンターを各地で展開する(株)LIXILビバ(豆成勝博社長、本社:埼玉県上尾市)が、「スーパービバホーム小樽店」を新出店し、6月末のオープンを目指している。
LIXIL(リクシル)は、2011年4月に、トステム(株)、(株)INAX、新日軽(株)、東洋エクステリア(株)の各社と合併し、株式会社LIXILとなった。同社は、地域密着型のホームセンターを各地で展開している住生活関連の大手企業。
この大手が、ウィングベイ小樽の施設1階部分16,000㎡に、新テナントとして「スーパービバホーム小樽店」を、6月末にオープンすることになった。現在、このための既存店舗の移設や大規模工事が進行中で、同館の1階1番街は、シャッターで閉じられている。
スーパービバホームの店内には、建築材料の資材館、ペットセンター、ガーデンセンター、インテリアコーナー、照明コーナーなどが設けられ、日常生活用品の多様なニーズに対応することになる。
小樽市内には、現在、ホームセンターのホーマック手宮店があるが、6,600㎡の店舗面積は、スーパービバホームの半分以下であるため、同店の進出の影響が避けられないとみられる。
ウィングベイ小樽の運営会社小樽ベイシティ開発(OBC)は、「スーパービバホームの工事は大規模になるので、工事の進み具合次第だが、6月末のオープンを予定している。この開店に合わせ、いくつかの新しい店舗のオープンも予定している。
ビバさんの出店に伴う、1Fの1番街・2番街の既存店の移設は、これまで移った店舗のほかに、20日に5番街2Fに回転すしの魚一心、28日に3Fのベスト電器跡に100円ショップのダイソーが移り、3月いっぱいで終わる。
現在、館内にフロアーマップの案内がないので、この大規模リニューアルに伴い、新しいフロアーマップを作成して対応したい。いずれにせよ、ビバさんの出店で、1番街の3F・4F以外は、夏までには全て埋まってしまい、お客様の流れが、大きく変わることになるので、新しい顧客の開拓に繋がることを期待している」 としている。
大手企業が仕掛けたこの”ホームセンター戦争”の行方に注目が集まっている。
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