未来の船長や航海士・機関士を育成する、国立小樽海上技術学校(桜3)では、10月16日(日)9:30~15:15、今年度2回目の体験入学を実施した。
この体験入学では、中学校卒業者、中等教育学校の前期課程修了者などを対象に、札 幌、函館、岩見沢、北広島、江別、千歳など道内各地から39名が参加。操船シミュレーター体験・ロープ結び実技体験、甲板の溶接などの実習体験が行われた。実習船 「はりうす」による小樽港を巡る体験乗船もあり、様々な海上技術の体験が、午前と午後で39名を2つの班に分けて行われた。
海上技術学校は、国の機関から離れた独立行政法人として全国に7校あり、国内航路の職員の養成が目的。高等学校という名称は使えないが、文部科学大臣から「高等学 校卒業同等資格」を付与される。現在、そのうちの1校である小樽海上技術学校では 、1年29名、2年36名、3年37名が在学し、未来の船長や航海士・機関士を目指し勉強に励んでいる。
「船員の生活、仕事、海上技術のことを少しでも分かってもらいたい。今回の体験入学に参加出来なかった方も、常時、施設見学や説明をしています」(古府隆教頭)
参加者は、航海模擬実習で、うまく船をコントロール出来ず、在校生から意見をもらったり、甲板の技業実習では自ら体験を申し込むなど、海上技術に興じていた。入試要項や学校概要は同校のHPで詳しく説明されている。
◎入試要領