小樽グルメの王座に長年君臨してきた『寿司』に、新興勢力のB級グルメ『あんかけ焼そば』が、商大北大の応援団の対面式に倣い、果たし状を叩き付けた。
果たし状を叩きつけた対面式は、1月31日(火)16:00から、小樽政寿司(花園1)で行われた。小樽あんかけ焼そばPR委員会(高田裕章会長)が、北海道鮨商生活衛生同業組合小樽支部(中村全博支部長)に、今後の小樽の名物は、あんかけ焼そばとなることを宣言して行われた。
カウンターに腕組みをした10名の寿司職人がずらりと待ち受ける中、高田会長率いる小樽あんかけ焼そばPR委員会9名が、あんかけ旗やおたま・中華鍋を持ち、寿司の総本山に乗り込んだ。
高田会長が「今までの小樽の観光は、ガラスと寿司で成長してきたが、陰りが見え始めている。小樽あんかけ焼そばPR委員会が、小樽観光の主役として君臨するだろう。主役交代を立証すべく果たし状を申し渡す。あんかけ焼そばは、中心メニューとなり、市内提供店舗は76店舗である。昨年1月にあんかけ焼そばPR委員会を立ち上げてから、マスコミの注目度も厚い。これらはまだ序章で、小樽で地産食材を取り入れ、目指すはB1参戦し、一丸となって小樽に経済効果をもたらし、救世主となる事を宣言する」と果たし状を読み上げ、中村全博同支部長(小樽政寿司社長)に手渡した。
高田会長の「私どもの辞書に負けという文字はない、寿司だけに握りつぶしてみせましょう」との挑戦に対し、中村支部長は「やわらかく握りましょう。受けて立ちます」と余裕の表情で応じた。
2月3日(金)から12日(日)までの雪あかりの路の期間中、小樽のグルメ王者「寿司」に「小樽あんかけ焼そば」が勝負を挑み、どちらが多く食されるかを、投票で勝負する。すし屋通りのすし5店舗と市内のあんかけ焼そば15店舗が参加。食事した客に投票用紙を配り、サンモール一番街内に設置してある投票箱に投函してもらう。
結果発表は、2月12日(日)16:00より、サンモールステージで行われ、投票用紙が抽選券となり、プレゼントの抽選発表も行われる。
北海道鮨商生活衛生同業組合 小樽支部は「小樽は、『寿司』と言われるが、負けてもいられない。切磋琢磨して、協力して観光客に多く来てもらいたい。対決というか協力する形として、お互い独自の文化を取り入れて、盛り上げてもらいたい」と話した。
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