12月5日(月)の小樽は、急速に発達した低気圧の影響で、朝から猛吹雪に見舞われ、積雪17cmとなり、辺り一面が銀世界に変わった。
朝06:00前から降り出した雪は、強い風の影響で吹雪となり、12:00には、積雪17cmを記録した。
札幌管区気象台では、5日09:43に「暴風雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報」で、「あと1~2時間程度で、発達した雪雲が石狩北部・中部や後志北部にかかり、風と雪が急激に強まる見込みです。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に警戒して下さい。」と呼びかけ、石狩北部・中部に加えて、後志北部にも暴風雪警報を発表した。
それから2~3時間は、猛烈な吹雪となり、札樽道が通行止めとなるなど、交通機関にも大きな影響が及んだ。
午後になって収まった吹雪の合い間を見て、市民は雪かきに追われた。急速に積もった雪で埋まった車の雪払いや家の前の道路の雪投げに取り組んでいた。
タクシーの運転手は「これでいよいよ根雪になったな。ベタ雪で、固まってしまうとつるつる道路になって、すべって大変になる。雪が降ると人が街に出てこないので、商売も上がったりとなる。小樽は、それでなくても景気が悪いのに、この雪でダブルパンチだ」と嘆いていた。
◎暴風雪に関する石狩・空知・後志地方気象情報第2号