平成23年度11月10日の「小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観審議会」で決定した、都市景観賞4件と都市景観奨励賞3件への表彰式が、11月30日(水 )14:00から、小樽市役所(花園5)市長応接室で開かれた。
中松市長からそれぞれの代表に賞状が贈られた。都市景観賞は、「小樽GOLD STONE」・「坂牛邸とNPO小樽ワークスの活動」・「茨木家中出張番屋と特定非営利活動法人おたる祝津たなげ会の活動」・「小樽花園銀座商店街の桜並木通り」の4件。都市景観奨励賞は、「(旧)岡川薬局」・「小樽地方合同庁舎」・「小樽運河クルーズ」の3件。
表彰後、市長を囲み、各代表による受賞の喜びなどが語られた。
都市景観賞受賞の「坂牛邸とNPO法人小樽ワークス」の坂牛正志さんは、「NPO小樽ワークスの方々が大変熱心に維持管理をし、その他いろいろお世話になり頭が下がる思いである。私の父が建てたもので、亡くなってから20年以上も経ち、木造で傷みも激しく今日まで来た。大変ありがたいと思う」と挨拶。
「NPO小樽ワークス」の遠藤謙一良代表は、「細やかながら30人のメンバーでこつこつと活動している。オーナーの理解があり、自由な活動をさせてもらっている。坂牛さんへの感謝や評価が大きく、反響も多い。全日空の機内誌でも紹介され、小樽以外でも喜びがあり、全国的に親しまれている」と応じた。
同じく都市景観賞受賞の「茨木家中出張番屋と特定非営利活動法人おたる祝津たなけ会の活動」で、小川原格さんは、「この賞が欲しかった。壊さなければならなかった状態から、蘇った。祝津の住民へのコミュニティー活動の場として使われている。たなげ会の活動も活発で、本州の修学旅行生の申し込みがあり、漁師や地域のみなさんと大広間で交流している。今年の6月からおさかな市が開かれ、漁師の参加も多く、これからは市民の皆さんにもっと広めていきたい」と話した。
中松市長は、「改装に携わっていたので受賞を聞いて嬉しかった。この間、台湾へ行った時に修学旅行生を、ぜひ北海道小樽へ来ていただきたいと話し、地域の高校生と交流を目的とし、茨木家中出張番屋での修学旅行生との活動の話をしてきたので、その時は、よろしくお願いします」となごやかに対談が続いた。
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