平成23年度第45回中学生の「税についての作文」で、北海道龍谷学園双葉中3年・小山内まりなさんの作品「医療と税金の関係」が、全国561,537編の作品の応募の中から、全国納税貯蓄組合連合会会長賞を受賞した。
11月29日(火)12:45から、双葉中学校(住ノ江1)で贈呈式が行われた。小樽地方納税貯蓄組合連合会・新倉吉晴会長より、小山内さんへ賞状と記念品が手渡された。新倉会長は、「ご自分の体験をしっかりとした文脈で書かれ感心した。前向きでバネにしているとう事を文面から感じている。大変素晴らしい」と挨拶。
中学生の「税についての作文」募集事業は、国税庁(小樽税務署)と全国納税貯蓄組合連合会(小樽地方納税貯蓄組合連合会)が共催している。
本年度は、小山内さんの他、小樽市納税貯蓄組合連合会管内で、5名が小樽税務署長賞や小樽納税貯蓄組合連合会長賞などを受賞している。
小山内さんの作品「医療と税金の関係」は、お兄さんやまりなさん本人が病気を経験し、国と道から保障を受け、その保障は税金から支払われている事に気付く。税金からの支援や納税の大切さを感じ、税金は、身近なものであり、その意味をしっかりと実感し必要なものであるという内容。
小山内さんは、「きっかけは、社会で税金について学び、医療関係、お小遣いで買った物にも税金がかかることを知り、JRだったり、水道にも使われていると思い、インターネットで調べて見ると、この作文の応募があった。読書が好きなので自分の経験から書けるのではないかと思った。病気の事は自分にとって当たり前でそれを書き、さらに税金を身近に感じ『みんなの所にも身近にあるんだよ』と伝えたかった。学んだ事で賞をもらい感謝している。将来の夢は、海外で日本の商品を販売する事。自分の好きなことを広げ、みんなのためになれるような事へも視野を広げていきたい」と受賞の喜びを語った。
贈呈式に参加したお母さんは、「税の作文を書くと言われ、自分の経験を活かしたことが分りやすいのではと思った。受け止めなくてはいけない事を、プラスに考え育てたつもり。普段から新聞を読ませた。他のお子さんより病気になり助けていただいている分、税金を身近に感じているのではと思う」と話した。
担当の双葉中学荒木秀輔教諭は、「新倉会長に紹介されて、税を理解することで社会貢献につながるのではと思い、作品を応募した。会長賞を受賞し、大変うれしく今後も続けていきたい。」