プロに学ぶ「第1回小樽あんかけ焼そば料理教室」


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 「第1回小樽あんかけ焼そば料理教室」が、11月28日(月)13:30から、小樽市勤労女性センター(花園2)3階料理講習室で開かれた。主催は小樽あんかけ焼そばPR委員会。
 小樽朝里クラッセホテル・遠藤稔中華料理長が作る本格的な小樽海鮮あんかけ焼そばを学ぼうと、21名が参加した。
 最初に、遠藤中華料理長があんかけ焼そばの作り方を、ポイントを説明しながら実演した。参加者は、メモを取りながら真剣に聞いていた。
 「白菜は、火が通りやすいように薄く切り、イカは、身が固くならないように皮の方に切れ目を入れる。エビは酒・味の素・塩・コショウで下味をつけ、愛情を込めてもみ込む(チャンという)。水分が飛び身がしまる。卵白を入れ、でんぷん、油を入れて混ぜ、ひとつひとつがコーティングされる。料理は7割が仕込みでこれが大事。下味した材料を湯通しする。魚介類は、沸騰させない70℃くらいのお湯に湯通し、硬くなるのでさっと通す。野菜は、沸騰したお湯に入れる。うまみが出てしまわないようにこれもさっと湯通しする。ザルにあげ、余熱で柔らかくなる。麺は、カラっとさせるために、フライパンは熱しておき油を多めに入れ、強火。中華の美味しさは、油である。炒めた麺は、ザルに上げ油を濾す。材料の下準備が終わったら、あんを作る。具を入れ、酒を入れ、甘味を出す。スープは、白菜からの水分が出るため、ひたひたに入れず少なめに入れる。塩味の場合は、醤油は香り程度に入れ、カキ油、砂糖、酒を入れる。水溶き片栗粉は、まわりから回し入れるとだまにならない。仕上げに特製ネギ油を入れ、完成」
 参加者は6班に分れ、学んだ事を参考にあんかけ焼そば作りに取り掛かる。遠藤調理長は、各班を回りアドバイスをしていた。参加者は、それぞれに完成させた小樽海鮮あんかけ焼そばを堪能し「美味しい」と満足していた。
AKY48new.jpg じょっぱり亭・桂田店長による地産食材を取り込んだ未発表の北海道産丸大醤油を活かした味付けのあんかけ焼そばと、しゃこ醤油としゃこを入れた塩味のあんかけ焼そばの試食があった。
 小樽商科大学1年の笹井仁史君は「料理教室は初めての体験。班ではサークルの先輩がいて、助手をした。完成したあんかけ焼そばは、こげや塩味がきいて美味しかった。とろみも上手にできた。是非、小樽のあんかけ焼そばを食べ歩きたい」と感想を述べた。
 小樽あんかけ焼そばPR委員会・高田裕章会長は、「今回初めての企画で、念願だった。市民の方々とあんかけ焼そばを作りたかった。学生から主婦と幅広い参加者でいろいろな意見が聞ける。6班それぞれの味の焼そばができた。プロの味は仕込み時間をかけているので美味しい。パーティ素材になれる焼そばに家庭の味を盛り込め、年末年始に向けて、今日培ったノウハウを活かし欲しい。加盟店が23件あるので、このような企画をこれからも継続していきたい」と話した。
 また、「サンクスで販売している『小樽あんかけ焼そば』は、好評につき12月5日までの販売を2週間延長することになる」と報告した。