小樽港第2ふ頭で、大規模倉庫の解体作業が始まっている。
第2ふ頭には、3棟の倉庫が2列に並ぶ、計6棟の倉庫群が並んでいる。解体作業が始まったのは、このうち、海側先端の南側の2号と7号の上屋倉庫。約2,700平方mの広さがあり、小樽市港湾部では、第2ふ頭荷捌き地整備工事として、約1,437万円の予算で工事に取り掛かっている。
同倉庫は、昨年の台風で屋根が損壊し、建物を維持・修理する費用がかかるので、建物解体で空地にして荷捌き場にするもの。
ふ頭倉庫として、かっては日本通運が使用していたが、現在では使用されておらず、1950(昭和25)年頃に建てられたもので、老朽化も進んでいた。これに、昨年の台風18号で屋根が壊れ、損傷が進んでいた。このため、同倉庫を修理維持するより、解体して荷捌き場への変換を図った。
解体作業が終ると、第2ふ頭の南側には、大きな空地が出現することになる。
同工事は、7月28日(木)から10月31日(月)までの予定。現在、同倉庫は周囲がネットで覆われ、急ピッチで解体作業が進められている。