9月1日(木)は防災の日。今年で阪神淡路大震災から10年目を迎え、小樽市でも、市や関係22機関240人が参加して、総合防災訓練が実施された。
会場となった色内埠頭公園(色内3)には、空にはヘリコプター、海には船舶5隻、陸には消防署のレスキュー隊を始めとする災害救助車が勢揃いした。
この日の災害想定は、「9月1日午後2:10頃、北海道後志沖を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生。小樽を含む後志管内は震度6強と発表され、津波警報が発令され、陸では木造家屋が倒壊、数カ所で火災が発生。国道、道道、市道などの損壊や、崖崩れなどで交通網が寸断され、ガス管、水道管、電話線などのライフラインに、重大な被害が発生した。このため、小樽市長は災害対策本部を設置。防災関係機関に、応急災害対策を速やかに実施するよう要請した」というもの。
ライフラインの確保のため、亀裂が入った水道管を塞ぎ、水道の蛇口から水が出るようにし、倒木などで埋まった道路で、倒れた人や車両の中に残された人を救出。海では、陸から救助隊がダイブして、溺れている人などの救出劇が、海上保安と消防により行なわれた。
見学していた市民は、「こういった訓練をしているとこが、直接見られて安心する。本番の時も、テキパキしてくれればいいなぁ」と、本番でのすばやい救難体制を求めていた。