小樽市の天狗山山頂で、ホタルが淡い緑色の光を発し、舞い始めている。
北海道三大夜景のひとつに数えられる、小樽天狗山ロープウエイの山頂駅近くに、今年6月に造成されたホタル池で成育中だった350匹の幼虫が育ち、見事な光を発しながら、闇の中で輝いている。
天狗山山頂の天狗桜の近くに造成されたホタル池は、10mの円形の中に、ため池が作られ、周囲に芝が置かれている。今年6月に350匹の平家ホタルを手に入れ、池の造成を進め、水道水を供給して、成育用のため池に放たれた。
標高532.4mの天狗山山頂は、ホタルの成育も市街より遅く、今週の8日頃から飛び始めた。8月10日(水)の夜には、草の間や池の岩の間から、多数の平家ホタルが舞う姿が観察出来た。池の造成に携わり、幼虫の成育を見守り続けていた関係者も、見事なホタルの舞姿に、カメラを手に撮影に夢中だった。