小樽市議会(中畑恒雄議長)の平成17年度第1回臨時会が、5月27日(金)13:00から始まった。この臨時会には、平成16年度一般会計の決算見込額で生じる12億1,700万円の収支不足を、平成17年度のカラ財源の諸収入から繰上充用する、”つじつまあわせ”のカラ予算の承認を求めるもの。これにより、小樽市の一般会計は、いよいよレッドゾーンに突入する。
小樽市(山田勝麿市長)のカラ予算12億1,700万円の計上による赤字決算は、昭和52年度以来で、27年ぶりの醜態を白日の下にさらすこととなった。これは、これまで市が進めてきたハコモノ行政による1,370億円(平成15年度)にのぼる巨額借金のつけが回って来たもの。
旧マイカルに象徴されるハコモノ行政が推進され、巨額借金が累積したのは、市議会与党の賛成によるもので、この意味では、市議会の責任もきわめて大きいものがある。この市議会にも12億1,700万円の収支不足のつけが回ってきた。
5月27日(金)から始まった平成17年度第1回臨時会は、30日(月)までの4日間の日程だが、土日が入り実質は2日間の開催となる。27日には、このカラ予算の市長提案説明が行なわれた。30日に討論採決が行なわれる。
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