暦の上では春・弥生の3月も半ばに入っても、小樽の春はまだまだはるかに遠い。週末となった3月12日(土)の市内は、降り積った大雪で埋まっている。
大雪の連続で、除排雪に追われる市役所は、約10億円の当初額では大幅に不足。このため2億円の補正を2月28日に追加したばかり。3月に入っても大雪続きで、除雪費の更なる追加も懸念されるが、雪は依然として小樽に降り続いている。
さらに、12日(土)昼過ぎから13日の明け方にかけ、吹雪で大荒れの天候となると、無情に天気予報が出されている。札幌管区気象台は、「北海道西部にある気圧の谷が、12日昼頃に南に抜けて冬型の気圧配置が強まる。このため、12日昼頃から急激に北又は北西の風が強まり、吹雪や大雪となる恐れがある」と「風雪と大雪に関する気象情報」を05:50に発表している。
12日11:53には「大雪・風雪・波浪・雪崩注意報」を出し、これから13日明け方まで、12時間最大降雪量30cmの大雪となる。このため、吹雪や吹き溜まり・大雪による交通障害、突風、高波に注意が必要と呼び掛けている。
12日13:00の積雪量は144cmで、これに30cmの降雪が加わると、81年に記録した過去最高の157cmを超えることは確実の情勢となっている。
豪雪に追われる市民たちは、「もう雪はたくさん」「雪はもういらない」「店と自宅の2軒の雪投げでくたびれ果てた」と、襲い来る白魔にウンザリの表情だ。
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