4月19日(土)から、株式会社小樽観光振興公社(西條文雪代表取締役)が運営する、小樽海上観光船「あおばと」と屋形船「かいよう」の営業が始まった。
営業開始に先立ち18日(金)10:30から、小樽海上観光船待合所(港町4)で、西條代表取締役をはじめ迫俊哉市長ら関係者30名が出席し、安全祈願祭が実施された。
水天宮の大小島平和宮司による祝詞奏上、今年度の安全運航を祈願し代表者の玉串奉天と続き、小島萌子船長が安全祈願の札を受け取り安全運航を誓った。
西條代表取締役は、「北海道運輸局の安全点検も無事にクリアした。昨年は、天候が比較的良く欠航率が下がり、前年度に比べて良い成績で終わった。大型クルーズ船が入港した時は、あおばととかいようにも影響があり数字として表れている。
この建物での安全祈願祭は最後で5月末まで使用し、6月と7月は仮設での建物で小樽観光船のりばを設け営業する。8月から新しいターミナルでの営業に期待しながら、従業員一同頑張っている。特にかいようは北海道唯一の小樽だけの屋形船。利用を含めて支援をお願いしたい」と挨拶した。
迫市長は、「オタモイ・祝津航路は天候に左右されやすいが、天候が悪くても港内観光を実施したり、今年度からクルーズ船出港時の見送りのための運航を企画するなど、ぜひ実現に繋がればと思う。第3号ふ頭の開発が更なる活性化に繋がるよう期待する」と述べた。
祈願祭終了後は、あおばとに参加者ともに、伊勢おたる水族館館長と新入社員らが乗船し、小樽のまちを海上から眺めたり、海上観光船の乗り心地を体験。小島船長は、防波堤や船の窓から見える建物、停泊している船について説明し、乗船客を楽しませた。
2年ぶりに乗船料金が100~300円値上げとなったが、お得なあおばと・かいよう共通シーズン券もあり、御船印を1枚500円で、あおばと・かいよう・欠航御免・北前船・北前船レトロの5種類を用意している。
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