国立大学法人小樽商科大学(秋山義昭学長)は、2005(平成17)年度授業料の値上げを、1月24日(月)に発表した。
これによると、平成17年度から、年額520,800円の授業料を535,800円に、15,000円増の2.9%アップする。
但し、平成17年度夜間主コース(社会人特別選抜、推薦入学)の入学予定者については、現行授業料(前期分)の納付をして入学手続きが完了していること。授業料改定の周知期間を十分に確保出来ない。学生及び保護者の経済的な負担を可能な限り軽減したいとして、平成17年度前期分の授業料については据置くことにした。
しかし、平成17年度後期分の授業料については、据置くことが困難であるとし、値上げすることにした。これにより、後期分授業料は、学部(昼間コース)及び大学院では、値上げ額15,000円の半額の7,500円増となり、学部(夜間主コース)では、3,750円値上げされることになった。
国立大学法人は、授業料標準額の10%を上限として、各大学での裁量に任せられることになっており、今回の小樽商大もこの文部科学省令に沿った措置となっている。
この措置による試算の結果、同大学の自己収入は1,300万円程度の減収が見込まれるが、今後一層の経費削減と経営努力によって対応することにしているという。