3月9日(日)に実施された第22回おたる案内人2級検定試験で、小樽市立潮見台小学4年の荒木結佳さんが10歳4か月で合格し最年少記録を更新したと、小樽観光大学校(迫俊哉大学校長)が発表。
4月4日(金)14:00から市役所(花園2・迫市長)で、荒木さんと母の慶子さんが出席し、認定証及び認定バッチの贈呈式を行った。
第3回と第19回に小学4年生の2級合格者が最年少記録だったが、同学年の荒木さんの合格は、これまでより2ヶ月早い更新となった。今回の2級は50人が受験し合格率37.88%。
迫市長は、「おめでとう。興味を持つことは大事。小樽は変化に富んだ歴史のまち。他のところを見ると小樽の良さが分かると思う。1級目指して頑張って」と応援し、今年度改訂された教育委員会教材「小樽の歴史」をプレゼントした。
荒木さんは、4年生の総合学習の授業で小樽の昔についてまとめる新聞を作った際に、世界遺産と日本遺産の違いについて調べ興味を持った。小樽の心臓とよばれたまちの資料があり、日本遺産に認定されることを知り、調べているうちにおたる案内人を受験しようと思ったという。
今年2月から試験勉強をスタート。テキストと過去問題を勉強し、難しいところもあったが、初挑戦で合格を掴んだ。母は1級、祖父と父も2級に合格していて、家族では4人目となり、「合格して達成感を感じた。古い倉庫がいっぱいあってかっこいいと思い、印(しるし)にも興味を持った。1級に挑戦するかどうかはまだ決めていない」と話した。
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