小樽市文化団体協議会(文団協)主催の第8回文団協×雪あかりジョイント事業「A Crystal Night in Art Museum〜冬の情景 Photo&Piano」が、2月13日(木)〜16日(日)、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開催されている。
2016(平成28)年から小樽雪あかりの路の開催に合わせ、文団協に加盟するアーティスト団体がジャンルを超えたコラボレーションを展開。市民が展示とパフォーマンスで文化芸術に触れる機会となり、大変好評を得ている。
今回は、13日(木)から始まった北海道写真協会小樽支部(高橋俊弘支部長)と小樽カメラクラブ(瀧野邦保会長)14名のA4〜全紙2倍サイズ・冬の情景作品19点を含む112点を展示する写真展をバックに、15日(土)に小樽ジュニアピアノコンサート(三浦明子代表)10名による2部構成のピアノ演奏会を開催した。
13:00からの第1部演奏会では、会場に観客100名が詰めかけ、小学生1年生〜中学1年生7名の若手ピアニストが冬の情景をイメージした曲を演奏。写真展作品とのコレボレーションを楽しんだ。
三浦代表は、「すごく良い機会を与えていただいた。使用したピアノは特別協賛のヤマハから無償で提供された。出演した生徒は活躍している旬の小樽の子どもたち。実力を十分発揮できていた。ストリートピアノの影響もあり、ピアノで頑張っている子どもたちが多数出てきている」と話した。
同支部特別会員と同クラブ顧問の川原静雄さんは、「2つの違う団体が一緒にできる、またとない機会でとても良かった。早朝だけに見られるキロロで撮影された霧氷の写真を出展し、冬の情景を感じてもらえれば」と話していた。
グリーグ作曲の前奏曲Op.40-1「ホルベアの時代」よりを演奏した、ピアノ歴7年の黒田美凜さんは、「グリーグさんは北欧出身の方なので、雪が深々と降っている情景をイメージして弾いた。美術館での演奏は初めてで、この雰囲気は結構緊張したり不安もあったが良い経験となった」と話していた。
第2部は14:30から中学2年生1名と大学生2名が、ピアノ演奏して観客を魅了した。写真展は16日(日)10:00〜16:00も開催されている。
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