第62回北海道スキー技術選手権大会において、小樽スキー連盟(花園4・山本博之会長)所属の選手が男女ともに優勝し、男子は1位〜3位を独占する好成績を収めたと発表。
男子1位は武田竜さん(40)、2位片岡嵩弥さん(28)、3位須川尚樹さん(34)、女子1位は関口愛摘実さん(19)。(写真提供:小樽スキー連盟)
最初に1月3日(金)に朝里川温泉スキー場で開催された小樽予選会は、レベルが高い全国一厳しいことで知られ、小樽以外の選手はオープン参加の腕試しとしてに参加。結果は、武田さん1位・須川さん2位・片岡さん3位だった。
2月1日(土)・2日(日)ルスツで開催の第62回北海道スキー技術選手権大会は、道内の男女選手約250名が出場した。
同大会では、全国大会5連覇中の武田さんが1位を譲らず、予選で4位だった片岡さんは他を圧倒する滑りで逆転2位、スーパーファイナルでは1位とモチベーションをキープ。須川さんは2位から3位と順位を下げたが、同連盟の選手が上位を独占する形となった。
女子の部も初出場の関口さんが初優勝を飾り、男女ともに好成績を収め、例年小樽のレベルの高さをアピールしてきたが、さらに小樽の底力を見せつけ、選手をはじめ関係者も喜んでいる。
3月5日水)〜9日(日)6年ぶりにルスツで開催される第62回の全国大会は、デモンストレーター(男子20名・女子8名)の選考会でもあり、同連盟所属の選手がこれまでも多く出場を決め、全国の技術選の強者が集結。予選・決勝・上位のみ限られた選手だけが出場するスーパーファイナルと、見応えのある競技を展開する。
スキーデモンストレーターは、スキーを正しく指導するための理論と高い技術を有すると認められた選手で、全日本スキー連盟や日本職業スキー教師協会により認められる。最難関のSAJナショナルデモンストレーターは、2年に1度の選考会が行われ、今年が更新の年となる。
同連盟では、現在ナショナルデモンストレーター5名、SAJデモンストレーターが1名が認定されている。
大会役員も務める山本会長は、「アルペンはスピードだが、技術選は洗練された美しさと強さを兼ね備えた滑りが求められる。小樽勢が上位を独占したのは初めて。
全国大会ではベストを尽くし、感動・感激させる滑りをぜひ見せてもらいたい。スキーヤーとしても人間としても素晴らしい男子3選手が、小樽の子どもたちに刺激と希望を与える手本になってくれると思う」と激励した。
片岡さんは、「雪も柔らかい中で、雪に埋まり過ぎないようスピードが出ずらかったのでなめらかさを出した。スーパーファイナルでは、80点・90点の滑りができた。
指導しながら自分の時間があれば練習している。4位から2位となり順位は気になるところだが、出来ることをちゃんとすると徹底し2位になれた。
ここまで落ち着いて滑ることができたので、3月の全国大会でも引き続き落ち着いて挑み、技術的なところは見てもらえているので、体調をしっかり整えて、優勝目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
同連盟が主催し小樽管内のスキー学校4校が連携して、デモと滑る催しを初企画。子どもたちがデモンストレーターからレッスンを受ける。詳しくは、090‐5077‐6632 同スキー連盟事務局(安原)へ。
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