第25回未来に残そう青い海絵画コンクール表彰式

 海上保安庁主催の第25回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクールの表彰式が、2月1日(土)13:30から、小樽港第2ふ頭10号岸壁に接岸の小樽海上保安部巡視船えさんの船内で開かれた。

 

 「未来に残そう青い海」をスローガンに掲げ、将来を担う小中学生が海洋環境について考える機会を持つことで海への関心を高め、海洋環境保全思想の普及と海上保安業務への理解促進を図ることを目的に、 2000(平成12)年から毎年開催され、今年までの25年間で63万点を超える多くの素晴らしい作品が寄せられたが、今回の開催を節目に終了することとなった。

 

 第25回目は、管内の小学生低学年の部13点・小学生高学年の部26点・中学生の部21点の応募があり、第一管区海上保安本部・小樽海上保安部による厳正な審査の結果、公益社団法人海上保安協会北海道地方本部長賞・小学生高学年の部に笈田紗衣さんの作品をはじめ、他8点が選ばれた。

 

 表彰式に先立ち、小岩井直同保安部長は、「今回は北海道の小中学生から多くの作品が寄せられ、どの作品も表現力が豊かで美しい海が描かれていて大変すばらし作品だった。その中でも選ばれた皆さんの作品は、中学校・高校での美術教諭の先生にも審査してもらい特に優れた作品を表彰する。

 

 図画コンクールは終了するが、皆さんには海への関心を高く持ち、海の環境についても考えてもらえると嬉しく思う」と挨拶した。

 

 表彰式では、受賞者の作品を画面に写しながら、1人ずつ賞状が手渡され記念品も贈られた。

 

 小学2年生の時からこのコンクールに応募し今回で3回目を受賞した笈田さんは、「生き物が生き生きできる海を残したくて描いた。受賞できてうれしい。絵を通じて他の人にも海の大切さを伝えたい」と話した。

 

 弟の陽向さんも小学生低学年の部で優秀賞を受賞し、「1年生からコンクールに応募して初めての表彰なので嬉しい。絵にはサメやカニ・オウムガイを描いた。サメは自由研究で調べるくらい好き」と話した。

 

 表彰式終了後は、会場となった巡視船えさんの船内見学会も行われた。

 

 ◎第25回未来に残そう青い海・海上保安庁図画コンクール作品(外部)