小樽市(迫俊哉市長)では、インバウンドで増える観光客の迷惑行為に対し小樽警察署と協議の結果、1月28日(火)から、船見坂(市道船見坂)の3ヵ所に警備員3名の配置を始めた。1日10:00〜16:00で、当面は3月31日(月)までとし、予算額は453万4千円。
警備員配置となった初日28日は、車の往来を無視して写真撮影に没頭している観光客が相変わらず目立ち、危険を察した警備員が、注意看板を見せながら通行を妨げる行為はやめるように伝えていた。
国内外の観光需要が回復し、小樽市内においても国内外からの観光客等が増加する中、観光客が一部地域に集中し、道路上で写真撮影に夢中になったり、観光客が路上に群がり車の通行の妨げになるなど、大変な危険な状況が目立ち、関係機関と協議の上、注意喚起ポスター掲示などの対策を講じてきたが、危険な行為が収まらない状況が続いていた。
今回は、拡声器や警笛などの大きな音を使用した注意は行わず、多言語(日本語・英語・中国語“繁体・簡体”・韓国語)で表示した注意看板を使用して対応するとした。道路上において写真撮影などで通行する車の妨げる・他人の土地に無断で入る・道路や他人の土地にゴミを捨てるなどを危険な行為としている。
産業港湾部観光振興室の須藤室長は、「警備員の配置を検討してきたところで、3月31日までを予定しているが、関係機関と協議の上、状況に応じて調整する予定」と話した。