寒気団の南下とともに、北海道に現出する幻想的な流氷。オホーツク沿岸に押し寄せる流氷は、一度は誰もが生で見てみたいもののひとつだろう。北海道の真冬の時しか見られない、自然が織り成す一大イベント。
オホーツク沿岸の海岸から流氷が初めて見えた日を、流氷初日というが、例年では、1月20日から2月10日頃にかけて、流氷初日が訪れることが多い。流氷見物のために、沿岸の紋別市や網走市から観光船が出る。
紋別から「ガリンコ号」、網走から「おーろら号」の流氷砕氷船が、白い氷で埋まった大海原に出航する。
安くはない乗船料を無駄にしないために、流氷情報が欠かせない。
すでに第一管区海上保安本部のHPには、流氷情報センターが開所して、刻々と流氷情報を知らせてくれる。写真や地図で、流氷の動きが手に取るようにわかる。最新の流氷情報を得て、今冬こそは、流氷見物に繰り出してはいかが。