小樽市保健所(築港11・田中宏之所長)では、市内のインフルエンザ患者数が急激に増加し、12月19日(木)に注意報レベルだと発表。注意を呼びかけている。
12月9日(月)〜15日(日)第50週、5定点医療機関のインフルエンザ患者数の合計は114人で、1定点あたり22.8人となり注意報レベルとなった。前週49週の合計は28人で1定点あたり5.60人だったが、4倍にも増加し、間もなく警報レベル(1定点あたり30.0人以上)になることが予測される。
患者の年齢層は、0〜6歳25.4%・7〜14歳57.9%・15歳以上16.7%で、小中学生を中心に発生。2023(令和5)年度は、例年よりも2ヶ月早い11月9日に注意報レベルとなっていた。
新型コロナウイルス感染症も増加傾向にあり、第49週は5定点の合計が28人で1定点あたり5.60人、第50週の合計は45人で1定点あたり9.00人と増加。15歳以上が75.6%で、高校生から働き盛りの世代を中心に発生している。
本格的は冬のシーズンとなり、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行のおそれもあるため、保健所の担当者は、「手洗い・うがい・マスク着用など、これまで同様に感染予防対策をこまめに行い、ワクチン接種をするよう」と注意を呼びかけている。
市教育委員会の12月19日現在発表では、インフルエンザによる学級閉鎖発生状況は、市内小学校4校7学級・中学校1校1学級。
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