裏小樽モンパルナスに一日限定“ケンジカフェ”

 裏小樽モンパルナ((稲穂4)を会場に、めんこいうまい「ケンジカフェ」が、11月30日の一日限りで開店営業し、多くのケンジファンが訪れ心温まるひと時を過ごしていた。

 

 猫のケンジは、2015(平成27)年に浜で生まれ、漁師と過ごして2019(平成31)年ボス猫に就任。2020(令和2)年に浜と別邸の二重生活をスタート。2021(令和3)年には地域住民がケンジ御殿を建設するなど、地域に愛され全国各地にファンがいて、Instagramのフォロワー数も多く写真集も出版されるほど人気者。

 

 存在感が半端ないケンジを撮り続ける土肥美帆さんは、登別出身で滋賀県在住の写真家。昨年11月銭函開催のイベント以来、小樽での登場となり、カフェスタッフとしても力を発揮していた。

 

 会場にはケンジの愛くるしい姿の写真が展示され、貴重な日常を動画にまとめて上映、2025(令和7)年のケンジカレンダーも販売された。

 

 料理人のさくらさんが7種類のケンジ特別スイーツ・食べらさるガトーショコラやケンジ玉などを製造し、ケンジの顔が描かれたケンジラテと一緒に味わえた。

 

 また、ケンジのおちりブローチやケンジキーホルダーも販売された。

 

 会場はたびたび満席となるにぎわいで、お1人様で来店のケンジファンは、会場で相席を機に友だちになり、ケンジについて語り合い楽しいひと時を過ごしていた。

 

 土肥さんは、「会場の名称の裏小樽モンパルナスからフランスを意識し、スタッフのTシャツや音楽もフランスを取り入れ工夫。素敵な会場で初めてのケンジカフェを開催して良かった」と笑顔で話した。

 

 来場したケンジファンは、「かわいくて癒やされる。エピソードを聞くと、地域に愛されているケンジを見たくてインスタも始めた。会いたいけどそっと見守っているだけで充分。土肥さんにしか見せないケンジの表情が良い。父が漁師だったので親近感が湧く」と話し、札幌から訪れたファンは、「土肥さんの猫活に漁師さんのエピソードも楽しく、ケンジは自由奔放で男前。地域の方たちも温かい。これからもずっと撮り続けてほしい」と、ケンジ愛を語ってくれた。

 

 ◎土肥美帆(Instagram)

 ◎土肥美帆(Facebook)

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