小樽市(迫俊哉市長)は、10月31日(水)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で定例記者会見を開き、10月18日発生の義母から暴行を受け小学3年生女子児童が死亡した事件に質問が集中した。
迫市長は、市からの報告事項の前に女子児童死亡事件に触れ、「10月18日市内小学3年生が亡くなった事件は保護者からの暴行と聞き、幼い命が失われる痛ましい事件で心からご冥福を祈る。
10月22日以降、スクールカウンセラーを学校に派遣し、希望する児童・保護者・教職員と面談を行っているところ。この件に関しては、現在、警察により捜査が進められ、今後の捜査の推移を注視していきたい。
当該児童が通っていた学校の児童や保護者・学校への影響を考え、現時点で申し上げられることは限定される。捜査の結果、原因等が明らかになった時点で教育委員会で会見を行うよう指示し、市としても会見を行うことを検討している」と述べた。
また質疑応答では、「5月〜10月の間登校が無かった期間の本人の様子や家庭の状況、学校側はどうのように把握していたのか、またはしていなかったのか、登校した日が何日かあるが、登校した日になんらかのサインがあったか、教育委員会へ調査をするように指示したところ。市長と教育委員で構成する総合教育会議を招集し、こういった事案を未然に防ぐよう議論したい」と述べた。
昨年12月に母親から子ども未来部に相談があったと報告を受け、校長会を通じて指導している、安否確認ができない場合は市の窓口や警察へ相談することとなっているが、安否確認できない時にそういった対応がなされたのか、現在調査しているところ。
精神鑑定などがある場合は違ってくるが、20日間の勾留期間が過ぎれば全容が明らかとなり、きるだけ早い時期に記者会見を開く予定で、11月8日または11日のあたりを予定している。
子ども未来部の12月の対応に関して部長は、「電話での相談で学校へも相談するよう助言。話を聞いた後に学校へ相談するよう伝えた。電話があったことを学校にも伝え、ただちに対応が必要な家庭とは考えなかった」と述べた。
現在教育委員会では、学校に対して聞き取り調査中で、さらに細部に渡り調査するよう、子どもの状況・登校した日の子どものサインはなかったかなど、深めて調査する必要があるとした。
保険証の取り扱いについて、国民健康保険と後期高齢者医療制度の保険証が、最長で来年7月末まで利用が可能だが、今年12月2日以降、新しい保険証の発行はしないため、マイナ保険証での受診となる。
保険証により送付は異なるが、マイナ保険証を持っていない人には資格確認書が送られる。その資格確認書を提示することで、これまで通り病院で診察できる。
2024(令和6)年12月2日〜2025(令和7)年7月31日に75歳の誕生日を迎え、新たに後期高齢者医療制度に加入する人は、マイナ保険証の保有状況に関わらず、本人の申請に関係なく、資格確認書を誕生日の前月末までに郵送される。
11月1日(金)から2025(令和7)年3月31日(月)まで、除雪対策本部を開設すし、除雪ステーションの対応については、これまでの24時間体制から昼間8:50〜18:00は除雪ステーションで直接受付。夜間18:00からは、除雪ステーションの留守番電話か、道路・除雪通報サービスへのメール受付に変更。
ただし、大雪により交通障害が発生した場合や道路の異常に関する緊急通報は道路緊急ダイヤル(#9910)へ。
また、除雪第6ステーションの最上地区・緑地区・富岡地区の一部は、除雪第2ステーションに変更となった。
観光に配慮した除排雪として、堺町本通線歩道の営業店舗前と空き店舗前に生じる路面の段差やツルツル路面を解消するため、4名体制の人力除雪班を新設した。
来年度に姉妹都市ダニーデン市45周年を迎える記念事業として、9年ぶりに11月2日(土)〜8日(金)で使節団を派遣する。
初めて訪問する迫市長は、「さらなる友好を深め、青少年交流を継続させたい。港を生かしたまちづくりに一番関心があり、重点的に見たい」と話した。
◎小樽市長記者会見記録令和6年10月31日(YouTube)
◎関連記事