小樽市赤十字奉仕団創立70周年 奉仕者を表彰

 日本赤十字社小樽市地区と小樽市赤十字奉仕団(迫理恵委員長)は、同団創立70周記念して、10月25日(金)10:30から第14回小樽市地区赤十字大会を開催。同地区長の迫俊哉市長と副地区長の上石明副市長、同奉仕団員をはじめ、来賓など約50名が出席した

 

 1954(昭和29)年5月27日、日本赤十字小樽婦人奉仕会を設立し、1964(昭和39)年5月1日に名称を小樽市赤十字婦人奉仕団と改め、6月に10周年記念第2回小樽市地区赤十字大会を開催。地域に根ざした赤十字活動を実践するため、各市町村で結成されている。

 

 迫地区長は、「奉仕団の皆さんには、本市が取り組む献血の推進・社会を明るくする運動・快適な環境づくりの運動など、ボランティア活動に積極的に参加され、改めて感謝する。

 

 全国的に自然災害が発生している近年は、防災意識も高まり、本市においても各地で自主防災訓練が実施されている。2007(平成19)年に結成された小樽市地区赤十字防災ボランティア部会では、各奉仕団が連携した炊き出し訓練や総合防災訓練にも積極的に参加され、非常時の備えとして大変重要なことである」と挨拶し、金色・銀色有効章受章者と感謝状受賞者を表彰。

 

 創立記念として、小樽市立病院にリングプルと交換した歩行器が寄贈されている。

 

 また、日本赤十字社北海道支部・木津泰俊事業推進課長が講師を務め、講演会「令和6年能登半島地震災害における日本赤十字社の救護活動について」も行われ、今年元旦に石川県能登地方を震源として発生した地震の被害状況などを写真とともに紹介。

 

 北海道支部は、事業推進課職員を中心に対応し、災害直後に情報収集を開始。1月4日9:00から3月31日17:00まで、第1次救護体制で情報収集・救護班等の派遣調整などの救護活動に従事。のべ約160名を派遣した。災害義援金の街頭募金など地域奉仕団員のべ258名が協力した。

 

 日本赤十字社は、医師・看護師・事務職・薬剤師など救護班のべ342班派遣し、日赤災害医療コーディネートチームのべ119チーム。こころのケア班はのべ45班、支部支援要員68名を派遣している。

 

 ◎日本赤十字社北海道支部(外部)