9月27日(金)13:30から、NPO法人歴史文化研究所・小樽観光大学校が取り組むおたる案内人ジュニア育成プログラムに、市立手宮中央小学校(末広町13・小寺友興校長)6年生28名が挑戦。指導した小樽案内人6名が観光客に参加を呼びかけ、その様子を見守った。
2011(平成23)年に市立色内小学校からスタートし、2016(平成28)年から閉校し合併した市立手宮中央小学校が引き継ぎ9回を実施。今年で13回目となる。
小樽案内人が講師となり、5〜6年生が9月まで歴史を学ぶ授業などを受講。本日は2年間の集大成で、3、4人が8班に分かれ、中央橋から竜宮橋まで8ポイントの観光案内に挑戦した。
開会式に迫俊哉市長も駆けつけ、「小樽のために頑張る皆さんを応援しに来た。総合学習の時間に、ふるさと教育の一環で小樽の歴史を勉強し、小樽のまちをもっと好きになり、誇りを持ってもらいたい。小樽の歴史を勉強してくれて嬉しい」と挨拶した。
児童2名の頑張ろう宣言で観光ガイドがスタート。最初の案内は、中央橋で3名が、760万人の観光客が訪れる小樽についてクイズを出題しり、天狗山や小樽の美味しい食べ物も紹介した。
2カ所目は、中央橋から見える北海道初の営業倉庫で木骨石造が特徴の旧小樽倉庫について紹介。同倉庫でルタオがオープンする新しいニュースも伝えていた。
3カ所目は小樽運河と港について、北防波堤と南防波堤を作った人や特徴について、4カ所目は小樽歴史的建造物第1号の旧大家倉庫について紹介。
担当した児童は、「緊張したけど良くできた。資料も自分たちで作りクイズも考えた。すらすら言えて良かった。小樽のことを知ってくれたと思う」と、ほっとした様子だった。
5カ所目は竜宮橋から見える北運河と北海製罐について、6カ所目は散策路のレリーフ前で鉄道について、7カ所目は鰊漁について、最後の8カ所目は、再び中央橋に戻り、小樽のイベントのおたる潮まつりや小樽雪あかりの路などについても紹介した。
参加者は全コースを40分ほどかけて巡り、子どもたちが歴史について堂々と紹介する姿に感動していた。
参加した同マイスターの女性は、「とても勉強してきたと思う。知らないこともあり、面白く分かりやすく紹介していた」と話していた。
2年間指導してきた八幡さんは、「一生懸命に声を出して案内でき、今日は一番良かった」と話していた。
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