「市役所はピンチ!」仕事始めで市長が職員に“檄”!


city1.jpg 未曾有の財政危機に陥り、財政再建団体への道を辿っている小樽市の2005年の幕が開けた。
 正月休みから明け、2005年1月6日(木)から仕事始めとなった小樽市役所では、山田勝麿小樽市長が、9:00から議事堂に幹部職員を集めて、「仕事始め式」を行った。
 この年頭の挨拶で、山田市長は「当小樽市は19億円という財源不足により、赤字予算の編成となり、いよいよ財政再建団体への転落の危機が迫ってきた年であった」と、昨年を振り返り、「本年度赤字予算の編成で、まさに危機的状況である。このため、16年度から3ヵ年で40億円の財源を生み出し、財政再建団体への転落は何としても回避しなければならない。財政の健全化は市政の最重要課題である」と、今年度も“財政健全化”という“財政最悪化”を防止することが、今年度の最重要課題であると明言した。
city2.jpg 「このため職員には給与の削減、市民には身の丈に合ったサービスの供給を基本に、適正な受益者負担をお願いしている」と、ゴミの有料化や各種使用料の値上げなどを市民に強いていることを述べた。
 「今まさに私たちは逆境の中にいます。市役所は今ピンチです。どうかこの逆境を乗り切るため、また、このピンチをチャンスに変えるために職員一人ひとりの力が必要である」とし、「どうか危機感と勇気を持って取り組んで頂きたい」と、檄を飛ばしていた。